会員制の大型スーパー「コストコ」が、公正取引委員会からの勧告を受け、納入業者に負担させていた値引き分に関する下請け法違反についての問題を改めて取り上げられました。
「コストコ」は、食料品の安売りをする際、一部の値引き分を納入業者に負担させていたことや、品質に問題があった際の検査不備、新規開店時の試食品費用の負担などが指摘されました。
公正取引委員会は、「コストコホールセールジャパン」に対し、過去2年余りにわたり23社の納入業者に合計3500万円余りの負担を行ったことが下請け法違反であるとして、再発防止を求める勧告を行いました。
「コストコホールセールジャパン」は、公正取引委員会の指摘を受け、納入業者に負担した全額を返金し、今後は業務改善に努めるとコメントしています。
